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　当社は、連結子会社である株式会社トラスト（以下「トラスト」）の株式を対象とした公開買付け（TOB）および株式等売渡請求の手続きを実施し、トラストを完全子会社化いたしました。
　公開買付けは2025年5月15日から7月11日までの期間に普通株式を対象として実施し、1株あたり410円で上限を設けず、応募のあった5,876,409株すべてを取得いたしました。その結果、当社のトラストに対する議決権所有割合は94.91％に達し、当社は会社法第179条第１項に定める「特別支配株主」に該当することとなりました。
　また、公開買付けで取得できなかった残余株式については、会社法の規定に基づく株式等売渡請求の手続きにより、1,316,007株を取得し、その結果、トラストの全株式を取得いたしました。これにより、トラスト株式は「株式等売渡請求による取得に該当するため（有価証券上場規程第601条第1項第17号）」2025年7月28日付で整理銘柄に指定され、同年8月20日をもって上場廃止となっております。
　トラストは中古車輸出事業を中心に展開しており、海外市場で培った販売ネットワークやノウハウを通じ当社グループの自動車販売事業にとって重要な役割を担ってきました。一方で、上場企業であったことによりグループ全体との連携には一定の制約が生じていたことから、完全子会社化によりこれらを解消し、自動車販売関連事業におけるグループシナジーをさらに高めることといたしました。
　今後は、経営資源や業務・情報の連携を強化し、事業運営の効率化やコスト構造の改善、財務・リスク管理体制の向上を通じて、グループ全体の成長と価値創造に努めてまいります。

　当社は2025年8月13日付で、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引（ToSTNeT-3）により、自己株式を取得いたしました。取得は同日の取引時間終了後に行い、買付価格は483円（最終特別気配を含む同日終値）となりました。
　この買付けは、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の一環として、経営の柔軟性を高めることを目的としたものであり、2024年10月28日付で開示した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」に記載されたキャピタル・アロケーション方針に沿い、金融機関等が保有する株式への対応を踏まえたものです。
　今回の施策を通じて資本の効率的な活用を図るとともに、中長期的な企業価値の向上および株主利益の最大化に資するものと考えております。今後も、戦略的かつ柔軟な資本政策を推進し、より強固で持続的な経営基盤の構築を目指してまいります。